なぜポジションレスな働き方が求められてるのかをテーマにしたキャリアトークイベントをやりました
なぜポジションレスな働き方が求められてるのか?というテーマで昨日キャリアトークイベントを1年半振りにやりました。
しばらくやらなかった理由として
収支的に赤字にならないようなイベントでない限り、当面活動ストップしようかなと思ってます。
ということを1年以上前に書いて、実際今回もイベント単体の収益だけを見ると、まぁちょっと赤字^^; になってしまってるのですが、
- 受託ではない自分の仕事を作るための営業機会
- 年間での収支考えるとここでの持ち出しは実はそんなに大きな影響がない
を考えると、トータルで見て損なことではないかなということがわかってきたので今回実施しました。
簡単に昨日のイベントを振り返る
昨日のイベントの内容はもう@azumi0812さんに描いてもらったこの↓グラフィックレコーディングを見てもらうと、おおよその内容が伝わるかなと思うので、ひとまず貼っておきます。
グラフィックレコーディングしてくれた@azumi0812さん自身も、今回のテーマにとても興味持ってくれていたみたいで、その場での対話を可視化してくれながら、適宜対話に参加してくれたので、可視化されたものを見つつまた違った対話が産まれ、それがまた可視化されて・・・というのは、とっても新鮮な場だったので、今回企画して良かったなぁと思ってます。
イベント開始前から本編までの雰囲気
参加される人が仕事帰りで予定通りに来れるかどうかわからない+その場の雰囲気を温めるということを狙って、いつも通り、最初に会場に来た人を順番に交えながら交流会→本編のトークイベント→任意でまた懇親会という流れで行いました。
最初の交流タイム
本編のトークイベント
振り返りで何も書かないと手抜きっぽいので「評価」というテーマでちょっとだけ深掘り
従来の役割に固執しない働き方をしてる人をどう評価するのかが気になっていたテーマだったのでそこについてちょっと触れておこうと思います。
あるレベルになってくると、客観的な評価は無理。
すべての状況に当てはまらないと思うのですが、少なくとも新しい領域にチャレンジしてる事業・会社の中で仕事をしてると、数値化して、みんなにとって納得の行くような客観的な評価を作るのが難しいのかなというのが、登壇した2人+参加していた人との対話で気付かされました。
互いの信頼関係が構築できてるのが重要
客観的な評価は無理だから、「えいや」で評価を決めざるを得ないという状況だと、互いの信頼関係が構築できてるのがとても大事というような話が出ました。
この話を聞いた時にふと、Googleについてのこの記事のことが頭をよぎりました
社員一人ひとりが会社で本来の自分を曝け出すことができること、そして、それを受け入れるための「心理的安全性」、つまり他者への心遣いや共感、理解力を醸成することが、間接的にではあるが、チームの生産性を高めることにつながる。
評価をする上で、他者への心遣いや共感、理解力を醸成できていれば、その空気が相手に伝わり、そういう人が所属するチームに入れば、「えいや」で決まる評価であっても互いに納得感がある形になるのかなと気付かされた感じがします。
イベント告知文で触れたNBAのウォリアーズの凄さ
今回のイベントの告知文で、アメリカのプロバスケットボールリーグのNBAに所属してるウォリアーズというチームの話をこんな感じ↓で書いてました。
ウォリアーズは昨季優勝してある種の目標を達成してしまってモチベーションを保ちづらそうな上に
- ヘッドコーチが腰の手術を受けた影響で、開幕から不在
- ヘッドコーチ不在の間、NBAコーチになってわずか2年目のアシスタントコーチが引き継いでいる
という状況みたいなのですが、現在どうなってるのかというと、【NBA】まだ6敗のウォリアーズ。ブルズ超えの史上最高勝率なるかという凄い状況になってるみたいで、しかも
そして、みんな役割を受け入れてる。NBAはビジネスです。評価はあくまで個人。それなのにそこを度外視してチームとしてまとまってます。
というのを考えると、ウォリアーズというチームが醸し出してる空気ってどんなものなのか、個人的にとても興味が湧いてきて、NBAとは言わないので、バスケットボールのヘッドコーチやサッカーの監督とかが普段どんなことを考えてるのかをうかがい知る機会とかを作れたらいいなぁと思っているので、遠い先のことかもしれないけど、いつか実現したいなぁとちょっと妄想してます^^;
これまでと違ったステージに進めそうな感触をつかめた
2年半ほどまえに第一回目をやったのですが、その時からずっとどうせやるなら、みんなにとってWin-Win-Winになるようにするということを心がけてて、これまでもその場にいた人達の表情だったり交流具合などを見てて
- 登壇してもらった人
- 参加した人
が満足いただけてるのかなと思っていました。
今回はグラフィックレコーディングをその場にいた人達が体験できて、トークイベントとしてもこれまでと違ったスタイルの体験が生み出せたのかなと思ってます。
また、グラフィックレコーディングをしれくれたご本人も、対話終わったあともだれかの対話を新たに生み出せてるということを実感されていたようで、ご本人の言葉を借りると
グラフィックレコーダー冥利につきる
ということを書かれていて、みんなにとってのWin-Win-Winというものが、これまでよりも、ちょっとアップした形のトークイベントに出来つつある手応えを得た夜だったかなと思います
最後になりましたが、毎回会場利用させてもらってるCo-Edo&登壇いただいた小林さん&高柳さん&グラフィックレコーディングしてくださった@azumi0812さんありがとうございました〜
これからのエンジニアの働き方についてのトークイベントに登壇してきました
株式会社ホットスタートアップの橋田さんからお声がけしてもらって、【エンジニアミートアップ!】多様性時代、これからのエンジニアの働き方とは?というトークイベントに登壇してきました。
そういえばちょうど1年前にも、やはり橋田さんから声をかけてもらって参加してましたね^^
当日のおおまかな流れ
リモートワークマガジンの方が当日取材に来られていて、後日詳しいイベントレポートがそちらにあがるかと思うのですが、自分が印象に残った範囲で簡単にイベントの振り返りをしておこうと思います。
開場。いきなり懇親会
これは自分がやっていたトークイベントでも使っていた流れなのですが、開場してまもなく簡単な交流会が始まりました。
これは会場全体の場の雰囲気を和らげることができるし、イベントが始まるまでの、独特の微妙な「間」を多少はなくすことが出来ると思うので、参加者視点で見ててもこのスタイルは結構気に入ってるので、他のトークイベントとかでも積極的にみんな取り入れてほしいかなと思ってます
予定してるトークテーマについて投票してもらう
パネルディスカッションで取り上げてもらいたいトークテーマーを参加者に投票してもらい、それについて実際にパネルディスカッションで取り上げるという形で運営してました。
参加する人達が聞きたいであろうテーマについて話をしたほうがより有意義なイベントになるだろうからそういう意味でもこういう事前に投票してもらうスタイルも結構好みだったりします
七島さんの講演
パネルディスカッションの前に最初にRepro株式会社の七島さんの講演がありました。
七島さんの面白そうなことに首を突っ込むというスタンスで働いてるとか、OSSにお世話になりっぱなしだから今後は何か貢献していきたい・・・等のお話は聴いててとても共感でき、何より楽しそうにお話されてるのがとても印象に残りました
パネルディスカッション
あたりのテーマでパネルディスカッションをしました。
モデレーターの橋田さんとしては、働き方に色々な選択肢があってもいいのではというのが根底にあってそれを踏まえて、各人に話題を振っていったのかなというのが、パネラーとして話をしていた自分の印象です。
ちなみに、自分のそれぞれの回答はというと、基本的に過去ブログに書いていたりするので、最後の辞めたくなったことがあるかという点について触れておくと、基本的にそういう気持ちというのは今のところ無かったりします。
イベントでもちょっと触れたのですが、一昨年の年末に仕事がなくなった時期があって、そういう時は不安になったというのは事実あるのですが、かといって辞めたくなることまでは今のところ至ってなかったりします。
自分の場合には、フリーランスになるのが目的ではなく収益源を分散させて生きていたいというのがあり、それを実現しやすいのがたまたまフリーランスで今のように週2,3日の仕事をかけもちするというスタイルだったりします。
パラフトのようなサイトにある求人なら、従来の正社員求人とはちょっと毛色がことなるような条件のものがあったりするので、そういう働き方が、選択肢として今後増えてくることがあったら、そういうのを軸にしつつ、副業的に別の仕事をかけもち・・みたいなことも視野に入るのかもしれませんが、少なくとも現時点で自分にとっては最適ではないのかなと思ってます
イベント参加後に改めておもった一次情報に触れることの大事さ
実はこれが一番書きたかったことなのですが、こういうトークイベントを通じて、パネラーの方だけではなく、参加者自身も含めた一次情報、つまりは、個々の人の直接の経験談とか考えに直接触れることが出来るのは大事だなと改めて思いました。
トークイベント後の懇親会で、参加された方数名の話を聞いてのたですが、色々な考えだったり悩みというのがあるなぁというのが印象に残りました。
他の人がどういう働き方・考えをもってるのかをうかがい知る機会はそう多くは無いと思っていて、自分でもWeb系な人のキャリアカフェというトークイベントを過去実施しましたが、イベント前後の懇親会を通じて、参加者同士で自分の境遇を語ったり、情報交換することで色々な気付きがあると思ってます。
イベントレポート等で当日話された内容は知ることが出来ると思うのですが、一次情報に触れながら、自分の考えをあれこれ巡らせることが出来る機会を得るという意味でトークイベントのような場、特に懇親会などで多様な考えに触れるのは大事なので、今年はもうちょっと自分自身でイベントを企画・運営する割合を増やしていきたいと改めて実感した一日でした。
最後になりましたが、主催のmofmof inc.の原田さん、ならびに、株式会社ホットスタートアップの橋田さん+運営お手伝いのインターン生のみなさん、お疲れ様でした!
1人でやれる仕事に限界があるので今後どうするか考えてみた
30歳からのスタートアップを書いてるハッシーこと橋田さんに声をかけられて、先日の水曜日に、エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾というトークイベントで、登壇してきました。
こういうのは、自分は運営とか進行で関わることは多々あったのですが登壇するとなるとずいぶん久しぶりな感じでとても新鮮でした。
登壇後に
「ちょっといいですか?」
といって参加された方から多数声をかけてもらって、ちょっとした有名人のような気分が味わえ、普段は運営者側でこういう光景を見ることがよくあったのですが、自分がそういう立場になるとは全く想像してなかったので何か不思議なものですね(^_^;)
内容の方は?
内容的にその場の会場にいた方限定の話題とかがあったので、橋田さんと後日会った時に、記事を書き起こしてるということも聞いたので細かいことは控えますが、現在の自分の心境というか状況で印象に残る話題があったのでそのあたりをちょっと書いておこうと思います
1人でやれる仕事には限界がある
本編の中でも話題にでたのですが、懇親会でお話しされた方とでもこの話題になりフリーランス等で1人で仕事をしていて、1人でやれることに限界があるっていうのは、話には聞いていたのですが実際に自分が今そういう立場になってつくづく実感してるので今回改めてブログに書いておこうと思ってます。
参考までに自分の現在の状況
仕事を入れ過ぎてしまって期待された成果が出せるかわからないし、かといってあまり入れ過ぎないようにしてしまうと今度は予想する売り上げが立たずに・・ということで中々この辺りのコントロールが難しいなぁとこれはずいぶん前から考えてました。
現在はどうかというとこんな感じ
2つ仕事をしてる
- 1つは週3日(うち2日常駐)でもう1つは週2日(こっちは2日とも常駐)
- 幸いに両方共、Rails4+AngularJSという構成
- 2社とも出来れば稼働時間を増やしてほしいと頼まれてる
- 両方共、業務内容、支払い条件、職場環境は申し分ないのでそれぞれの要望に応えたい
上記と並行して空き時間にプログラミングを教えてる
- 今後も教える予定の候補者がいたりする
上記に加えて、自分でやりたい商売があってそのためのプロトタイプを作りたい
- OpenCV、機械学習、平滑度みたいな所がキーワードに含まれそう
- 機械学習の概念は以前ちょっと勉強してとってもショボイけど実際に手を動かして作ったことがあるけどそれ以外は概念知ってるけど手を動かしてないから色々やりながらという感じ
- WebアプリケーションエンジニアのためのJavaScript中級者講座
- 非同期処理とかJavaScript固有の変数スコープの概念をしっかり抑える内容
- Qiitaにちょっと前にポストした手続き的に書いたjQueryのコードをどのようにリファクタリングするか考えてみましたのストック状況とか、自分の周囲の人でJavaScriptに苦手意識あるWebエンジニアな人が一定数いるのでそこの課題解決をしたい
- GemJamの定期開催
どう考えても1人でやるには限界ありますね(^_^;)
1人でやれる限界を超えるためにどうやって解決するか
自分の中では家族との時間を確保したいというのがあるので1週間に7日働いて・・・とかは全く考えてないです。
でどうやって解決するかというと1人プログラミングを教えてる人でその人にアルバイト的に仕事をお願いしようと思ってます。
守秘義務の問題あるので、2つ行ってる実案件のコードは見せることは出来ないから、その開発の仕事を直接依頼するのは無理。
でも今後仕事で必要になりそうな機能についてのサンプルアプリ作ってみるとか、自分がちょっと苦手としてる領域(例えばRailsアプリの設計をMVCごとに見直しリファクタリングして連載総まとめ (1/2)の外部構造の見直しのconfig/routes.rbをどう書き換えるかというような話)について、事前に下調べしておくとかは、こちらの依頼内容がしっかりしていれば、仕事として依頼しやすいかと思ってます。
冷静に考えると、これって自分が昔やりたかった新規事業のアイデアに限りなく近いなぁと思ってます
このスライド作ったのがちょうど2年前なのですが、この絵でいうと、自分が教える役とコードレビュー&アドバイザー役としてやるということは当時は全く想像してなかっただけにちょっとビックリもしてますが、割りとこういうのをやりたいとずっと思っていたし、テーマ的に響きそうな人に出会ったら、そういう人には自分の考えを伝えてきてるので、そういう地味な活動が今に繋がってきてるのかなと思ってます
今後に向けて
教えるだけとか、開発するだけっていうのでは、それぞれ専門的な人とか会社がたくさんあるし、そこで勝負するつもりは元々無かったのですが、どうやってやるのかという所でイマイチしっくり来てませんでした
教える(正確にはコーチング)⇔開発する
の両方が相互に作用するような自分がイメージしてたようなビジネスがようやく出来てきそうな気がしてきました!
スタートアップのWebエンジニアとチームの文化の作り方考えませんか?というテーマでトークイベント実施しました
先週の木曜日ですがスタートアップのWebエンジニアとチームの文化の作り方考えませんか?というタイトルでトークイベント実施しました。
10名〜12名程度の規模で毎回やってって今回も、最終的な申し込みが9名で、当日全員参加という感じで講師⇔参加者はもちろん、参加者同士の交流も結構活発にあったようで、イメージしたとおりに運営が出来たかなと思ってます。
また、料理の方も、日本唐揚協会のサイトの地図をなんとなく眺めていたら、会場で使ってるコワーキングスペースCo-Edoから割りと近くにあるうまからさんが、唐揚の予約ができるということだったので、3日前に予約して、当日それと、あとはおにぎりを別のお店で購入して提供しました。
自分で運ぶ手間があるものの、ピザ2枚と同じ位の金額で、揚げたての唐揚プラスαを提供出来たので今後はこの唐揚とビールとプラスαの料理というのを標準構成にしていこうかなと思ってます。
写真を交えつつ本編のイベントを簡単に振り返る
いつも通り、最初に30分程度、唐揚とビールをつまみに交流会を実施しました。今回は登壇してもらった藤井さんが色々な人に喋りかけてくれて、参加されてる人同士もそれなりに互いに交流出来ていたので、最初の場作りもそんなに苦労すること無く本編に入ることが出来ました。
最初、藤井さんに20分程度、事前に準備してもらったスライドをベースに喋ってもらい、その内容を私の方で進行しながらこんな感じで都度ホワイトボードに書き出しておきました。
チーム作りに必要な文化の4本柱
チーム作りに必要な文化の4本柱として以下を上げていました
- モラル
- 技術(スキル)
- イシューとバリュー
- 笑い
最近、自分はリモートで仕事をしてるのですが、あとは互いに共通の話題となるようなことで盛り上がるようなことを取り入れるような工夫とか努力をしてるので、最後の笑いってチームの文化作りには大切かなと割りと感じているのでここを少し掘り下げて質問しました。
チームメンバーに共通の笑いのテーマって難しくない?
藤井さんは、まだ0x26歳らしいのですが、他のメンバーは10進数で20代の人が多い職場環境のようだったのでそうなると、共通の笑いのネタって意外と無さそうな気がしたので、その点について聞いてみました。
すると、藤井さんが、ある種いじられキャラとして成立してて、確かに、実際こんな感じで広報の人に問い詰めらて踏みつけられてる変な写真つきの前代未聞のイベント決定までの軌跡の記事が出てるのがその現れかと一人納得しました。
会場にいた人は上記の記事は知らないと思ったのですが、藤井さんが、ある種いじられキャラっていうのはなんとなく喋っていた雰囲気とかからは伝わっていたのかなと思ったのですが、1つ気になったことをもう少し掘り下げて聞いてみました。
誰が最初のいじり役だったのか?そしてフォロワーはいたのか?
今でこそ、藤井さん=いじられキャラの図式が成立してるけど、それが成立するのに、
- 最初に誰かがツッコミというか、藤井さんをいじりはじめた
- そのイジる姿を見てて、「あー、こういう風にすればいいのか」というフォロワーがいた
というのがあって初めてこの図式が成り立つのかなと思ったので、いじり役が誰か聞いてみました。
※フォロワーは以下参照
リーダーと同じくらい大事な役割の「フォロワー」
これは、@kyannyさんがTEDの社会運動をベースに話を展開していったのですが、最初に物事をはじめるようなリーダーの存在はもちろん大事だけどでもその後につづくフォロワー(追随者)が重要な役割を担っていて、その人が、みんなに どう従えばいいか示すことをするのも同じくらい大事っていうことを話してくれました。
※リモートワークの問題意識より引用
すると、藤井さんをいじるのは社長らしく、いつも藤井さんと社長とで何か言い合っているそうです。それを見ていた他の人もいつのまにか追従していたようです。
そのフォロワー役が誰だったのかは具体的に聞き逃してしまったのですが、いづれにしても
- イジる人:社長
- フォロワー:他の誰か
というのが成立してたようです。
また、トークイベントの中でも触れたのですが、20代の人⇔社長⇔藤井さんという感じの年齢構成になっていそうで、社長が年齢的に真ん中でちょうど上と下をつなぐ立ち位置にいらっしゃって、そういう意味でも、トークノートでは社長の立ち位置が結構重要な所にいるのかな〜ふと感じました。
この後は、参加者の方々が聞きたい内容を隣同士ペアーになってもらって紙に書き出してもらってそれをベースに、藤井さんに再度喋ってもらい、午後9時で一旦トークイベント自体は終了して、その後任意でまた懇親会をしてという感じでイベントを無事終えることが出来ました。
今後のトークイベントですが当面活動ストップしようかと思ってます
やりたいネタは結構あって、例えば
- 先日書いたリモートワークについてのやつをソニックガーデンの倉貫さんをお招きしつつ行う
- 非エンジニアのスタートアップの起業家の方がエンジニアの仲間集めに苦労する一方で、シードスタートアップに特化した開発支援を行うために、株式会社StartupTechnologyを設立された菊本さんのような方がいるので、こういう所での場作りのお手伝い的なこと
- 最近やってないけど、インフラエンジニア系の話題
とか他にもやりたことはあるのですが、トークイベントを開催する度に、赤字が続いてます。
というのも、参加者からわずかですが、お金をいただいているのですが、そこから会場利用代金、飲食代金、講師謝礼というのを考えると、現状の想定参加人数で黒字にするのはちょっと無理かなと・・・
かといって、
- 参加料金を値上げ
- 期待値が上がってきて、そうなると、イベント自体の空気がちょっと変わってしまいそうな懸念があるのでそういうのは避けたい
- 想定参加人数を増やして最低15名とかにする
- 話す人→聴く人という構図になってしまいそうで、互いの交流を図る運営を行える自信がないのと、何より規模が大きいのは自分が一番やりたくないのでそれならば多少無理してでも今の人数規模を維持するものを開催したいと思ってます。
- 10名程度のトークイベントでもいいので懇親会程度の料金をスポンサードしてくれる人とか会社を探す
- その規模をスポンサードするメリットをこちらが提供できない。(どこかの会社のリクルーティング目的のイベントなら成立するのですが、応援したいような人がいる会社でないと気乗りしない・・)
という感じなので、良いアプローチが思いつかないので、収支的に赤字にならないようなイベントでない限り、当面活動ストップしようかなと思ってます。
「面白く働くためのわらしべ長者方式」とは?というテーマのトークイベント実施しました
昨日、好きなことで生きるエンジニアを知る(Part2):元カヤックのiOSアプリ開発者が考える「面白く働くためのわらしべ長者方式」とは?というタイトルのトークイベントを行いました。元々これやろうと思ったのは、堤さんが、このエントリでわらしべ長者方式ということに触れてて自分としてはこの辺りの話が面白そうと思ってお願いしたら、快諾いただけたので実現できました。
トークイベントを振り返る
ここから実際のトークイベントを振り返ろうと思います。毎回イベント進行しながらなので、全部は覚えてないので、気になったトピックスを中心に振り返ってきます。※これ書いてて気づいたんだけどすでに堤さんが書き留めてくれてるのでそっち見てもらったほうがいいのかも^^;
報酬はお金だけではない
一般的には、報酬=お金という構図で考えるケースが多いと思うけど、堤さん的には、お金+スキル+実績と考えてるとのこと。スキルだったり実績が積めるならお金が少なかったり、状況によっては、経費とかは堤さんが逆にお金を払ってもいい位の気持ちでいるとのこと。
カヤックにいらした当時はスキルも実績もそこまでない状況だったそうで、そのあたりの経験もあってこういう考えに至ってるのかなと横で聞いてて感じたのと、実際自分も会社をやめてフリーになって、報酬をお金+スキル+実績という3つの要素で考えてる所があるなぁーという気付きが得られました。
やらないブランディング
iOS向けアプリ開発してると、Androidは出来ませんかとか、Unityは出来ませんかという感じの当然のことながら来るそうですが、堤さんの中ではやらない領域をしっかり決めるやらないブランディングを心がけているそうです。
iOSの堤というのを確立するために、スキル+実績を積んできて、それを対外的にアピールするために積極的に情報発信をされているので、iOSアプリの話でも尖った案件が来るようになって、それがまた次に繋がってという感じになってるようです。
間違った交換相手に出会わないようにするのに目利きの能力が必要なのでは?
わらしべ長者の考えで行くと、ポジティブなサイクルを生むために、間違った交換相手に出会わないようにするのに目利きの能力が必要なんじゃないかなと思っていたので、質問タイムの中でそれについて触れてみました
堤さんとしては、人を見抜くスキルはないけれど、その案件に関わる人たちがどんな人が関わってるのかというのを意識されてるそうです。また小さい会社であったとしても、しっかりと資金調達が出来てるのなら、そういう資金を出してくれる人がいる時点でそれなりの評価がされてるという判断が働くそうです。
その人自身を見極めるのではなく、その案件に関わる人達を通じて、その仕事を引受るかどうかという判断をされてるとのことで、このあたりの考えは個人的にはかなり参考になるなぁと感じました。
今後もiOSだけをやってくのか?
これは質問タイムの流れで出た話題なのですが、堤としては、別にそこにはこだわってないとのこと。これまでの実績でiOSという軸があるのでその軸をちょっとずらしていくことで、また違ったことが出来るという考えで仕事をしていくとのこと。実際最近の活動を見てると、それを実践されてるのがわかるのでこれはかなり納得ですね。
ちょっとした縁でファシリテーショングラフィックされてる方とコラボをした
前職の時代からやってきてるこのトークイベントですが、気づいたら今回で11回目。基本的な運営スタイルは最初から一貫してて、
- 本編のトークイベント行う前に、適当に人数が集まったタイミングでビール片手に軽く交流会をする
- その流れで本編のトークイベントを実施
- トークはだいたい20分〜30分程度。トークの内容踏まえて参加者同士でペアーになってもらって各自が聞きたいことを紙に書き出してもらってそれを踏まえてトークを再開
- その後に任意で懇親会
という感じで行ってます。
今回は、gaoryuさんの紹介で、ファシリテーショングラフィックをやっていらっしゃる方が近いうちに何処かでイベントをやる予定でその会場の下見を兼ねて運営を手伝っていただけるということになりこのエントリの最初のイラスト付きのyつとか、イベント途中でもこんな感じ↓でトークの内容をホワイトボードに書き出してくれました!
こうやってイラスト、図解、文字を交えて書き出してくれることで
- 参加いただく方
- 話の内容を逐一書き留めなくってもいいので聞くことに集中しやすい
- ファシリテーショングラフィックされてる方
- ファシリテーショングラフィックの経験をつめる。(意外とそういう機会がないとのこと)
- 運営する側
- トークイベント終わった後に、こういうのを見る機会がないので、ホワイトボードの前に人が集まりそこでまた交流が生まれる
という感じで、みんなにとって良い形になるのかなと思うので、今後出来る範囲でこういうコラボしていくことで、また違ったトークイベントになるのかなと思うので次はそれにチャレンジしてこうかなと思ってます。(で、少額でいいのでしっかり収益を得る仕組みを作らないと^^;
ビール片手にRailsベースのWebサービスの運用をやってきた人のノウハウが聞けるトークイベントをやりました
すでにid:interuさんに書かれてしまったのですが、RailsベースのWebサービスの運用をやってきた人のノウハウが聞けるトークイベントをビールを飲みながら緩い雰囲気の中やりました。
今回は予算的な都合と、真夏というのを考慮して、比較的スッキリ飲めるようなタイプのものの数を増やして、それに合わせてこれまで頼んでないピザにしてみました
今回イベントやった背景
ちょっと縁あって、何故か現在、Rails4+AngularJSという組み合わせのサービスの開発(といっても既存機能の改修メイン)の仕事をやってます。
関わり始めて最初の頃は、自分の力不足もあって思ったようなスピードで開発ができずにいたのですが、よサービスの全体像がようやく見えてきた頃に、ソニックガーデンの安達さんが、Facebookで、
Rails 0.xのころから運用しているサービスをもうすぐrails4化(今はrails3系の最新+ruby 2.1.2)しようとしるんだけど、興味ある人いるかな?? かれこれ10年近くrailsを運用して最新版に追従してるサービスってなかなか無いですよね。 Rails運用の極意やテストの観点の極意やら、いろんな情報を出せるんだけど、ブログにまとめるのが億劫なんだよね。。
ということを書いてたので、
「10年運用しつづける中で得られるノウハウって色々ありそうだし、さしあたって、テストの観点の極意とかはすごい聞いてみたいなぁ」
と純粋に思ったのと、きっと似たような観点で現場で課題をを持ってる人はそれなりにいるのかなと思ったので、企画&当日のイベントの司会進行をしてみました。
イベント自体を振り返る
最初はホワイトボードを使いつつ、安達さんのこれまでの経歴&今回の10年ほど関わってる社内向けSNSのSkipの概要をお話いただきつつ、この↓スライドを交えてSkipをRailsで運用し続けた所のノウハウに関する話をいくつかしてもらいました。
イベント前に、軽くのみくいしながら、参加された方たちの大まかな属性を共有するために
という2軸で、ご自身の立ち位置をマッピングしてもらっていたのですが、今回の参加者は、Web系の人もいれば、ややエンタープライズ寄りな人もいて、役割も開発中心にやってる人もいれば、基本的にはインフラエンジニアとして仕事をしてる人もいる状況で、事前の予想通り、バラバラな属性になっていました。
そうなるとみなさんの聞きたいポイントは色々あると思ったので、いつも通り、2名1組になって互いに自己紹介してもらいつつどんなことを安達さんに聞いてみたいのか、いくつか質問事項を書き出してもらうことにしました。
質問事項の中でいくつか覚えてる範囲で個人的に気になったトピックスを以下でまとめておこうと思います
営業範囲の少ない所から着手するのは何故?
過去、1.x→2.xや、2.x→3.xみたいに、Railsのメジャーアップデートを行う際に、影響範囲の少ない所から着手していったというお話が出て、横で聞いてて
「あー、確かにそうやって影響範囲の少ない小さい所からちょっとづつ着手していくことで、定期的に達成感も得られそうだな」
と思い、それ以上のことは特に思いつかなかったのですが、その後アラさんが個別に
「逆に大きい所を片付けた方があとが楽になるのでは?」
という質問をされていて、うまくいえないですが、そういう見方も確かにあるなぁとふと思いました。
影響範囲が大きいのは片付けるまでに時間がかかりそうだけど、それを早い段階で着手しておくことで、実はその他の細かい所も全て片付くのかな・・でもそれをやるには、影響範囲の大きい/小さいを明確に整理しきれてるからで、影響範囲の大きいというのも、実は小分けにすることが出来るのかなとか今振り返ると、これはもうちょっと深く掘り下げてみても良かったのかなぁとちょっと反省してます(^_^;)
テストをどこまで書くのか?
モデルだけ or コントローラーも対象としてるのか?End to Endのテストもどこまでやってのかという感じで、各自の状況は違えど、どこまで書いてるのかという意味ではみなさん共通っぽい感じでした。
ちなみに安達さんの所では以下の様にしてるそうです
- 日々のコードレビューを通じて定期的にリファクタリングしてるのでモデルについてはほとんど書いてない
- 一部APIとしてサービス提供してるものがあるので、そういうところに関連するコントローラーのテストは書く
- End to Endのテストについては、日々よく利用される機能(記事を投稿する)については、自分たちもそれなりに使って確認してるので、そういう部分よりも、割とセキュリティ上の問題になりそうな認証・認可の所などの方に力点をおいてるとのこと。例えば、退会したアカウントが本当に退会した状態の振る舞いが出来てるのかとか、アクセス権の設定をしてる箇所が意図通りになってるのか・・・という話
今手伝ってるところでは、初代or2代目のどちらかの方が書いたであろうRSpec+FactoryGirlが少しあるのですが、正直そんなにテストかかれてないし、3代目の人が、AngularJSを使い始めたのはいいけど、テストは見る限りない状況なのでそっちもどうにかしないといけないなぁと思っていて、これを聞きたいなぁと思ってたので、自分としては、凄いタイムリーでした!
ただ、その時に教えてもらったテストのツールで、なんかホラー映画に出てきそうなネーミングで、13日の金曜日のジェイソンはみたいな感じの名前が付いたのをメモるのを忘れて、帰りの電車で悶々としてました(^_^;)(*1)
1人体制で仕事のモチベーションは保てるのか?
質問の意図としては1つのサービスを長年1人でやっていて、飽きがこないのかという感じが根底にあっての質問意図だったようです。
そもそもソニックガーデンは少数精鋭主義で現在10人前後のエンジニアで60程度のサービスを見てるそうなので、1つにずっと張り付くという状況ではないので、Skip以外のサービスで色々なものに触れられるとのこと
このあたりの話は個人的に見聞きしていた話だったので、安達さんの経歴について触れる時に、普段の仕事のスタイルについて触れておくべきだったなぁとちょっと反省してます(T_T)
最後に
Facebookでいきなりお願いして快諾いただき、しかも資料もしっかり作りこんでくれて、安達さんありがとうございました!
(*1)帰宅してから、ポルターガイスト(Poltergeist)という A PhantomJS driver for Capybaraっていうのを思い出せてスッキリ。
あと、テスト系の話じゃないけど、rails newする時に、お決まりのgemをまとめてインストールしてくれるみたいな便利なのがないですかねーみたいなのを、交流会で喋っていた人がいて、横で聞いてたら、Rails Composerっていうそのものなのがあるのをついでに安達さんから教わりました。
好きなことで生きるエンジニアを知るテーマのトークイベントを行いました
昨日、好きなことで生きるエンジニアを知る(Part1):Serverspecを作ったソフトウェアエンジニアの生き方というタイトルで、mizzyさんこと、宮下さんをお招きしたトークイベントやりました。
申し込み数は、想定した人数通りだったのですが、実際の参加者が想像以上に少ない状況ではあったのですが、こじんまりとした状況を逆に活かして、過去と違ったスタイルの運営に急遽切り替えました。
具体的には
- 最初の交流会の流れのまま、近くの椅子をもってきてもらって料理&飲み物があるテーブル周辺に宮下さん含めてみんな座ってもらう
- ホワイトボードにおおまなか参加者の属性がわかるようにマッピングした絵を描きつつトピックスを書き出しておく
- 話の内容を都度書き出しておく
- 従来は質問タイムで参加者同士ペアーになってもらう仕掛けをしたが、今回はメインのトーク中に、都度参加者に話を振りながら、聞きたいことを拾っていく感じを意識
という感じにして、話し手、聴き手とが、程よい距離感の場になったので、こういうやり方もありかなと改めて思いました。
トークの中で印象的だったトピックス
トークイベント自体は、宮下さんのこれまでのキャリアを振り返ってもらいながら、好きなことをどう貫いていくのかという流れだったのですが、印象的だったトピックスを簡単にまとめておこうと思います
Serverspec作るまでの流れ
前職の技術責任者時代に、開発含めて幅広い役割をこなしていて、その中の1つで、サーバの構成管理を効率的に行うためにAssurerというPerlで書いたツールを使っていた時期があったそうです。
テスト駆動インフラ/インフラCIの潮流、Serverspecが果たす役割の記事でも触れられてるのですが色々を機能を詰め込み過ぎたため複雑になってしまい、ご自身でもAssurerはだんだん利用しなくなっていったそうです。
ただ、振り返ると、Assurerはある意味、Serverspecのプロトタイプになっていたそうで以下の様な様々なことが積み重なったことで、Serverspecが生まれていったそうです
- 2,3年前位から所属していた会社含めて外部環境がが色々変わってきたこともあり、Rubyを積極的に利用していくという流れがあり自分自身でもRubyをいじってるという所を率先して見せたい
- 以前(*1)からPuppet/Chefといったサーバ構成管理ツールのずっと追っていたのでそれらツールが定着しつつある状況を把握していた
- Sqaleのサービスを立ち上げる時に、RSpec的にサーバの振る舞い・状態をテストできるようなツールを見ていたので、過去作ったAssurerの反省点を踏まえつつそのツールにインスパイアされたものを考えた
ちなみに、Serverspecは、GitHub上でのContributorが70名程度いるそうで、Windows版のメンテをしてる外国の方(もちろん会ったことはないそうです)もいるそうです。
経験を活かしてその環境・状況踏まえた技術選択のスキル
現在常駐してるクックパッドでの仕事の1つでサーバの構成管理ツールを新たに見直しをするためにツールの比較検討をされてるそうで、対象としては
という感じのようですが、たしかこの話の前後でinfratasterを作った方の話になり
「単純に技術的な所だけでは若い人には勝てないけど・・」
みたいなお話が出ました。
宮下さんは、過去色々な経験を積まれてきており、その場の状況や今後の世の中のトレンドなども踏まえつつ、どういう技術を採択するのが良いかという見極めるという所は得意な所なので、そういう所で今後生きていこうという趣旨のお話が出ました。
上記ツールの選定ですが、宮下さんとしては、Puppet/Chefのようなおおげさなものはちょっとマッチしないので、Ansibleみたいなアプローチはいいけど、YAMLというのがどうも・・という感じみたいで、Ansibleっぽいので言語内DSLが使えるのがしっくりくるとのことでした。
他にも、なぜ、大学に再度通ってのかとか、SIとWeb系の業界とのカルチャーの違いみたいな話題が出て、それぞれが聞きたいことが聞けるイベントだったのかなと思うので、今回のようなテーブルを囲む形で輪になって運営するやり方も、結構アリかなと思ったので、参加人数次第でこの手法を取り入れていこうかなと思ってます。
前回のトークイベント同様に、今回も交流会の飲食物をPROsheetさんから提供いただきました。ありがとうございます!
※1 たぶん2006年か2007年頃に、私は、Puppet勉強会という所で宮下さんとお会いしてそれからもたまに色々とご相談することがあって緩くつながっていたので今回のトークイベント開催が出来ました