MOT
MOT というのがどういうものか、ちょっと気になったので、技術者発想を捨てろ!―実践的MOTでキャリアが変わる を図書館で借りて読んだ。
MOTの概念等に重きが置かれいるのかとおもったけど、技術畑の人達にいかに「ビジネス」の視点を持たせるための組織を大阪ガスではどのようにつくりあげているのかというという趣旨の内容で、読み易かったので、すぐに読み終わった。
大阪ガスが公共インフラを担うというビジネスを行っているせいか、リスクマネージメントに対して積極的に取り組んでおり、すでに明らかになっているリスク(顕著リスク)だけではなく、目に見えないリスク(潜在リスク)を社員1人1人が自発的に探し出し、それを積極的に評価することで
「今日も顕著リスクがおきなくてよかった」
という受身の姿勢から
「今日はこういう潜在リスクを1つ見つけ出し、結果xx万円分が会社に貢献できた」
というように、社員1人1人に当事者意識をもたせることで、強い組織を作り上げている(本によるとこれは現在も取り組んでいるとのこと)のがとても興味深かった。
技術者が「顧客」のことを考えてビジネスを行うというのは、あまり新鮮な感じは受けなかったけど、この本にでてくる大阪ガスの事例を読むと、こういうのが実践できる組織は強いと思った。
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