40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

ブランド・ハイジャック





ここん所、勉強会の資料作成なんかで、時間とられてしまっていて、すっかり更新していなかったら、あれよあれよと、アクセス数が減っていって、このままじゃちょっとヤバいなぁって思っていたのと、昨日から読み始めた本が結構面白いのでちょっとそのネタを。

読み始めたのはブランド・ハイジャックという本で、マーケティング系の本なのですが、
ブランドは自分たちが作るものだという誤謬を忘れよう。ブランドを作るのは消費者だ
というようなことが割と本の前半部分に書かれていたんだけどその例として、日本では馴染みの無いハンバーガーチェーン店が取り上げられていて
1948年に西海岸で開店したイン•アウト•バーガーは、チェーン•レストランには珍しくカルト的人気を誇っている。この店は、ハンバーガー好きのみならず、普段はファストフードを敬遠する層からも人気を博している。それは、次の二つの原則を守っているためだ。まず、一から料理することと、そして、顧客の気まぐれに応えることだ。
っていうようなことが書かれていました。

本のタイトルがブランド・ハイジャックという名前だったけど、個人的な感覚としてはブランドを「ハック」するという方がなんかしっくりくるかなぁ。

ちょっと話がそれるけど、「ハッキング」ってなんかネガティブなイメージがあるかもしれないけど、Wikipediaによると
コンピュータをばらばらにしたり、逆に部品から組み立てたり、プログラムの奥底まで解析したり、余人には及ばぬようなテクニックでソフトウェアを開発したりすることを「ハッキング」と呼ぶようになった。
というようなことをハッキングって言います。
TVなんかでこの辺りの表現を誤用していて、コンピューターの不正侵入をするような人は、クラッカーっていうことになるんだけどね

で、話が戻るけど、上記のイン•アウト•バーガーや、自分達の馴染みのある所でいうと、スタバのように、顧客の気まぐれに応えることが出来るっていうのは、消費者がそのお店のメニューを「ハック」できる余地があったりする場合に、消費者からすると、そのお店の商品やサービスを楽しむということだけではなない、プラスαを見つけ出す喜びみたいなものが得られることに、価値を見いだすっていうようなことがあって、そういう時に、そのお店なり、ブランドなりというものが、消費者から指示されるのかなぁって思った。

最近は、こういうハックしたメニューについては、ブログなんかで、他の人と簡単につながりやすくなっているし、ちょっと調べたら、スタバのカスタマイズメニューは関心空間にあったけど、こんな具合に、緩やかに繋がっていくのかなぁ、ふと思った。