40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

サバイバル登山家



サバイバル登山家読み終わりましたが、序文にて
「生命体としてなまなましく生きたい」から、食料も燃料もテントも持たず、ケモノのように1人で奥深い山へ分け入る
とあって、実際にそのようなことをする一方で、ものすごくサバイバルかと思いきや、限界にまで達すると、たまたま出くわす学生のパーティから食料を分けてもらえるのではという期待をするが最終的には恵んでもらえず...ということになって後悔したりといった感じで、amazonのレビューでも人間臭いというようなことを書いている方もいましたが、なんか素直な憎めないキャラクターっていう感じも受けました。

とはいえ、生命の危機に直面するようなことを体感している人が書く言葉というのは、ハッとさせられるようなことが結構あったので、そういった部分を自分用にメモ。

宿泊可能な台地が見つかった。周辺を確認する。チェックリストがあるわけではない。眺めまわしてないか心に引っかかってくるものがなければOK.なんとなくやばい気がするからやめておこうとか、なんとなくこっちのほうがよい気がするなんてときの「なんとなく」という感覚は大事にしたほうがいい。勘という言葉を霊感、直感、第六感といった軽い超能力のように使いたがるひともいるが、僕は言葉に還元できない総合判断だと思っている。(P.70より)



特に最後の”言葉に還元できない総合判断”っていうのが個人的には気に入りました。

ふと、昔のことを思い出したんだけど、それなりに色々なポイントでサーフィンしていたのもあってあるとき台風のウネリがはいった稲村に初めて入った時に、元々ローカル意識のつよいポイントだったから緊張していたのもあったけど

「このポイント入らないほうがよいのかなぁ」

という変な感覚があったのですが、気のせいだと思って、あまり気にしないようにして、ローカルっぽい人の近くに寄らず、セットのおこぼれに預かって満喫していたのですが、ちょうどセットが入ってきて巻かれた時に、

「バキッ」

という嫌な音が聞こえたので、一瞬自分の骨が折れたのかと思って自分の身体をチェックしても特に血がでているわけでもなく、どこも痛くないので、気のせいか....と安心したら、あるはずの板の先端がなくなっていて、真っ二つに折れていました!

その板は、ハワイに行った時に購入して、向こうでも、もっと大きくパワフルな波に巻かれた時でも大丈夫だったし、表面的にどこも傷ついているように見えなかったので、まさか折れるとは想像しなかったので、ショックを受けた以上に正直ビックリしました。

この事件の後にも、隣の七里ガ浜で海に入った時に、入る前に嫌な感覚を覚えて海に入ったら、リーシュコードが外れて板を流したことがあり、かなりの距離を泳いだ記憶があるんだけど、そんときもやっぱりなんとなくというのを感じていたからそういう感覚って大切にしたほうがよいのかも。