40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

ロブスターにもGPS搭載

08-05-14_01
最近かなりハマッている数学ネタですが、なんでこんなに興味を持てるようになったのか自分でもちょっと不思議な所があるのですが、意外と身の回りの至るところに存在し、ほとんど脳みそがないと考えられている生き物までが数学をしているということもあるそうです。

結構突拍子もないような話にもきこえるかもしれないけど、自然界でもっとも完成された航海者と言われているらしいロブスターは、地球のそれぞれの地域で微妙に異なる地磁気を利用し、位置を特定しているそうですが、こういうのは最新のGPSもたちうち出来ないそうですし、フクロウは、獲物の位置を測定するのに数学の三角測量を利用しているそうです。

もう少し身近な出来事でいうと、海辺で犬と遊ぶ時に、海岸線に対して、ナナメの方向にボールを投げる時、犬は最初は砂浜を走って途中から海に飛び込みますが、最短経路でボールにたどり着く道筋を選ぶのに、解析学の知識がないと、最短経路を求めることができないそうで自然界の至るところに数学が隠れているようで、このあたりのことが数学する本能—イセエビや、鳥やネコや犬と並んで、あなたが数学の天才である理由で書かれてました。

数学が苦手と思う人と、最近の自分のように数学に興味を持つ人との間では、「数学」のイメージが異なるからなのかなぁとこの本読んでいて感じました。

実際、本書では身の回りに存在する数学を"自然の数学"と定義し、それと対局にあるのが"学校の数学"という表現をしているのですが、数学が苦手と思ってしまう場合には、この学校の数学にあたるものと考えれば納得いきそうだし、自然の数学というのは「パターンの科学」としてとらえ、さらに「数学をする」ことはパターンについて推論をおこなうことだと考えると、ロブスター、フクロウにも「数学」の能力があるというのは決して不思議なことでもないのかなー

数学する本能—イセエビや、鳥やネコや犬と並んで、あなたが数学の天才である理由を読んでいて、自分が学生の時にこういう教えを受けていたら、数学に対するイメージってかなり違ったんじゃないかなぁと思える内容なので、数学に苦手意識を持っている学生さんなどには、オススメの本です。