バーナンキは正しかったか?−FRBの真相−
この本を手にとって読んでみた理由は?
読もうと思ったキッカケというのは誰かのブログで取り上げられていたからというのはあるけど、以前に金融政策の重要性を説いたこの金融政策が日本経済を救うを読んでから、中央銀行という役割というのがうっすらと理解できるようになってきたので、もう少しその理解を推し進めたいというのがあったからというのが一番の理由です。
どのような本か?
1/3程度を読んだところで図書館の返却期限が来たので全部読んでないですが、アメリカの中央銀行FRBの議長であるバーナンキを中心に、彼が議長をつとめているFRBという組織や、歴代の議長、とりわけ、長期間にわたって議長の座を務めた前任のグリーンスパンについても触れています。
途中までしか読んでないので、推測になってしまいますが、タイトルに「バーナンキは正しかったのか」となっているという部分に加えて、中央銀行というのは本来何をするべきで、何をするべきではないというようなことが後半で展開されていくのかなという予想をしてます
他の人におすすめのポイントは?
今回のリーマンショックというのはすでに生じてしまったことですが、何故あのようなことが起きたのかというのは色々な人の視点で説明されているように思います。
本書最後の解説に
中央銀行という組織はまず金融危機にいかに対応するかというなかから生まれてきた。
とありましたが大恐慌&インフレターゲットの世界的権威のバーナンキがFRBの議長として、どういう舵取りをしてその結果、現時点でどうったのかというのを振り返るにはとても良い本なのかなと思います。
自分自身は金融業界で働いているわけではないので、その道の専門家ではないですが(Amazonのレビューでも書かれてましたが)本文自体がとても読みやすいので、リーマン以降の金融状況を1つ深く掘り下げて理解したいという人におすすめなのではないでしょうか。