フリーランスになって1年経過したので振り返り
以下のように定期的に振り返ってるのですが、気づいたら1年経過しました。
会社を辞めたのが昨年6月末なので、今月でフリーランスになって1年。正直な感想を書くとあっという間の1年という感じでした。
それなりに忙しいというか働き過ぎな自覚はあるけど自分で全てをコントロール出来る意味では、今のところ自分の性格には合ってるのかなと思ってます。
また家族と過ごす時間を確保しながら、自分が得意なことでしっかりと生きていけるチカラを身につけたいという感じで考えてるので今のところこの働き方は続けていきたいと思ってます
当初の目論見と実際のギャップがあったか?
今月末で退職し今後はフリーランスになることにしましたというエントリでどうやって稼いでいくのかを書いていたので簡単にまとめると
- 人材系の仕事でやっていたキャリアトークイベントの企画、運営自体で収益をあげる
- 起業家の人を対象としたスマホWebアプリ開発の方法を教えるトレーニング
- エンジニアとして働く
- 仕事探しに悩む人がいたら、最適な人材紹介・転職サイトを促す有料のキャリアカウンセリング
という4つの軸を考えてました。
ダメだったこと
結論先に書くと、キャリアトークイベントの企画、運営自体で収益をあげるのは無理でした。。
プロスポーツチーム、特にJリーグの興行の考え方とかを参考に、イベント自体の参加料+スポンサードみたいなアプローチで考えており、前者についてはイベント自体は過去からずっと有料(といってもほぼ実費程度)でやっていたのでこれはある程度クリアーしてました。
後者のスポンサードしてくれる人とか会社次第という状況だったのですが自分がやりたいトークイベントが割りと小規模(10名〜15名程度)なので、こういう人数でもスポンサードしてくれる人とか会社に対して魅力を感じさせる何かというのがうまく表現できませんでした。
スポンサードのことを考えて、参加人数を増やすというアプローチもあると思うのですが、それは自分がやりたいトークイベントと異なるので、そこの方針を曲げてまでやるのは、ちょっと違うという気持ちがあったので、キャリアトークイベントはひとまず辞めることにしました。
ただどうにかして、収益を上げる方法を見つけたいというのはずっとあるので、何か良い方法が見つかるか、他にやってる仕事の売上が高くなって、無駄に税金を払いそうな状況になるのなら経費扱いでうまいことトークイベントを実施したいと思ってます。
良かったこと
エンジニアとして働きつつ、それを基点に
- 少し前に書いたような未経験の人を教えて仕事に結びつけてあげる
- リモートで働く
- 物理的に通えるような所でもなるべくリモートの比率を入れておく
ということができています。
これは目先のことだけではなくって中期的にも稼ぐチカラのベースになるようなことかなと思うので、この辺りは今後も意識してやっていきたいと思ってます
1年やってみたフリーランスらしさが活かせる領域がわかってきた
数名〜20名以下位の規模の会社さんとのお仕事が大半だったこの1年。
そういう規模でのお仕事をフリーランスという立場で経験してきて見えてきた気がします。
その話をするにあたって少し前に読んだ以下記事を引用します
普通、グラフィックやエンジニアの人がやらない部分まで、敢えてケアすることで、自分の価値になるし、そこを評価してもらえて「また頼もうかな」と次の仕事がつながっていくわけです。自分の役割を限定せず、雑食スキルだからこそできることかなと思います。
他の人がやらないというかやりたがらない所って
- それを修得するための当面の時間的な余裕がない
- それを修得することにそもそも意味があると思えない
- その人にとって技術的な難易度が高いと感じられるので、取り組めない
みたいな要因が2つ以上重なることなのかなと思います。
こういう要素が多ければ多いほど、自分としては、相手の方にとっての問題・課題解決になるわけだし、それがクリアーできることで、上記の記事にあるようなまた頼もうかなみたいな話になるかと思ってます。
※ 実際最近やってる仕事はその流れで依頼が来ました!
次の1年を考えて自分がやらない領域とやる領域を意識する
フリーランスらしさが活かせる領域がわかってきたので、自分がやらない領域と、積極的に取りに行く領域とを決めていきたいと思ってます。
まずはやらない領域
フリーランスで活躍してる人の中で割りと新しい技術を使った案件を狙ってる人もいると思うけど、自分にはあまり向かないような気がしてきました。
もちろん新しい技術は大好きだけど、仕事でそれを採用するとなると後々のこと、つまりは、運用面をつい考えてしまう自分にはあまりそういう領域は向かない気がしてきました。アーリーアダプターにはなれないけど、アーリーマジョリティくらいのポジションが居心地良いのかなと^^;
あとは、大きいプロジェクトとかも向かない気がしてます。
理由としては
- 技術的にちょっと異なりそう
- (偏見かもしれないけど)ある程度役割が固定化されそう
という所。エンジニアx人材系という色々経験してる自分のような立場の人間だと中途半端感がありそうで互いにミスマッチかなというのが、元キャリアコンサルタントの自分の見立てです
やる領域
上記書いたようなスキマ仕事なのですが、ここ最近やってること&今後やる予定のことで言うと
- Rails4でスマフォアプリのバックエンドのWebAPIの開発。(元々クローラー作ってっていう依頼だったのが諸事情あって一旦そっちは保留中だけど、おそらく近いうちにそっちも着手できそう。あとはフロント側の管理画面のテコ入れでJavaScript部分のリファクタリングとiOSアプリ開発のコードレビューとか)
- クラウドソーシングを活用したRailsでの開発プロジェクトのPMっぽい役割+自分も手を動かしてコード書く
- リードエンジニアを3ヶ月やって得た開発マネジメントに関する教訓で書かれてるリードエンジニアっぽい立場の仕事を全員リモートワークな人のチームで行う感じ。(これ凄い大変だけど色々ノウハウ溜まってきた)
- Webサービスの開発+外部人材の活用方法(含むクラウドソーシング的なアプローチ)
みたいな感じになってます。
上記のような仕事がスキマかどうか微妙な気もしますけどね^^;
最後に
自分が過去経験してきたこと(エンジニアとしての仕事と人材系の仕事)で得たノウハウをどうやって活かすか、あるいは活かせそうかというのをずっと考えてきたことでそれなりにこの1年やってこれたのかなと思ってます。
ただそういうのを考えるのに、日々安定していないと、期待される成果が出せないし、そもそもどうやって仕事を見つけてるのかというのもフリーランスのような立場だと死活問題かと思うので、そのあたりを別エントリでまとめていきたいと思ってます