海外のユーザー向けプロダクト開発~現場のリアルな工夫&ガチな悩みを語る~イベントのモデレーターやってきました
昨日ですが、海外のユーザー向けプロダクト開発~現場のリアルな工夫&ガチな悩みを語る~というイベントのモデレーターしてきました。
今回は自分が企画して・・・というわけではなく、過去に何度かイベントで協力してもらってる和田さんから、縁があってモデレーターやってほしいと頼まれてやってきました
会場は今回登壇いただいた岡根谷さんの協力で、クックパッドさんのオシャレなオフィス(キッチンスペース?)を利用させてもらいました
ポケットメニューさんの話
運営してるポケットコンシェルジュについてサービスの紹介と事例を簡単にお話いただきました。
気になった話
事例の話の中で、Webサイトの中国語対応というのがあったのですが、中国と言っても
- 中国本土
- 香港
- 台湾
という3つの地域では、言語の違いは当然のことながら、個々の地域で
- 中国本土
- ほとんどWeChat
- 香港
- WhatsAppが主流。若者はFacebookやインスタを使う
- 台湾
- LINEが主流
というように、主流のインターネットサービスの違いもあるとのこと。
こういう状況の中で、中国語対応をするというのは中々難しいのかなという印象がありました。
工夫してると思った所
異なる国の人が、地域間でも特性が異なるというような状況を把握するのにどのような工夫があるのかちょっと質問した所、社内で学生のインターン生が数名いるとのこと。
そういう人達がフットワーク軽く、色々情報収集してきてくれるみたいで、社内に、そういう国や地域について詳しい人がいるというのは、ちょっとしたことでも気軽に聞けるという意味では自分たちのサービスのニーズを確認しやすい印象を受けました。
DeNAトラベルさんの話
和田さんは、これまで国内向けのサービスに長年関わっていて、そこでの知見をベースに海外向けのサービスに関わるようになったそうで、その中での苦労や工夫してることについてお話いただきました。
※スライドがすでにアップされてるので詳しいことはそちらを
印象に残った話
見えないものを見るという話。
社内の人に協力をしてもらって、インタビューを記録しつつ、ユーザーにとって重要なポイントが何なのか、その行動の背景(コンテキスト)を探る取り組みは面白いなあと感じました。
メールを読むという行為でも、自分と違う国の人がどういう所に着目してるのかを意識して観察してみることで、実は自分たちと同じような行動をしてるという部分があるみたいで、そういうちょっとした気づきが次の施策立案に活かせるような感じがしました。
マーケティングが難しい・・・ということをちょっと話をしてて、具体的にどういう部分が難しいのか質問しようと思ったけど、質問するタイミングを逃したので、聞けなかった^^;
クックパッドさんの話
最後に、岡根谷さんからクックパッドさんでのグローバルに展開してるアプリのリニューアルの話についてお話いただきました。
印象に残った話
リニューアル時に、物理的に遠隔地の人同士で、非同期のコミュニケーションになるみたいな話題も自分の中で似た経験があったのでそこも気になったのですが、それと同じくらいに興味深く感じたのが、国際化対応の話題
グローバルに展開してるアプリが15ヶ国以上で展開されてるようなので、各国の状況はある程度ふまえつつも、そこのニーズを汲みとりしすぎるわけにもいかず、この辺りのさじ加減がすごく難しいように感じました。
絶対的な正解が無いだけに今後もずっと試行錯誤しながら対応していくのかなという印象を受けました。
最後に
3社の事例発表を踏まえて、参加者同士ペアーになってもらって、交流してもらいつつ、発表いただいた人も参加者とも交流して話してもらうような形の運営をしました。
海外のユーザー向けにそもそもサービスをやってる人とか会社はまだまだ多くないだろうけど、その分そういうサービスに関わってる人は各自色々な悩みがあるのかなというのが、発表後の交流してる様子から伺えたので、10名〜15名位で、特定のテーマに絞った形で人があつまってこういう形で交流するのは、やはり面白いなぁと改めて思いました!