「プロフェッショナル」について、会社で話す機会があったので、自分が
今やっている仕事の「プロフェッショナル」というのは、どんなもんかと
ちょっと振り返る機会があったのでそのことについてちょっとまとめ。
自分自身、キャリアカウンセラーとしての道を歩み始めたばっかりで
経験としては1年にも満たないけど、日々お会いする方に対しては
- 短い時間の間でいかにして「心の距離」(*)をちかづけるか
- その人がカウンセリングに何を期待している(と思われるのか)
というのは常に意識してお話をお伺いするようにしてます。
前者の意味することは、カウンセリングの際には、面と向かって対応しているので、
物理的には近くても、相手からの信頼が得られない状態だと、相談に来ている方は
「心ここにあらず」
という感じになってしまい、結局問題の核心に触れることができないかなぁと。
心の距離が遠いというので一般的に有り得そうな状況で、わかりやすい例が、
電車で座っている時かなぁ。
電車の中は、よほどのことが無い限りは、見ず知らずの人が隣に座るだろうから、
そういう人が例えば自分の所に寄りかかってきたりすると、すごく不快な気分に
なるだろうし、場合によってちょっとしたイザコザになって、喧嘩になって事件とか・・・・って
こともあると思う。
でも、隣に座る人が、恋人なり、奥さん(だんなさん)だったりすると、当然上のような気分には普通はならない。
なので、物理的に近くても実際の心の距離はそれに比例するとは限らないかなぁと。
つまりは隣の人との親密度によって、心の距離は遠くもなり、近くもなる。
じゃぁ、どうやって心の距離を近づけるようにしているのかっていうと、カウンセリングに来た方に対して、(まぁ当たり前だけど)いきなり本題の話に触れないで、その人の住まい、過去の経歴など、服装、etc・・・から、共感が得られそうなきっかけをさぐり本題とは関係ないところで、ある程度盛り上がれる話題が出来ればかなり心の距離は近づくかなぁと。
そういう意味では、自分自身まがりなりにも、6年ちかくインフラ系のITエンジニアとして仕事をしてきたし、ちょっとしたWebアプリも書いたりしていたから、IT系のトークはできる。
でも、必ずしも、IT経験豊富な人ばっかりを対応するわけではないから、それ以外のトークも出来るように自分の「引き出し」を常に多く持つようにするために、色々なジャンルの本を読んで、いつかそういう話題になったときに、ある程度盛り上がるトークができるように準備しておこうと思ってます。
なので、笑っていいとものタモリみたく、色々なジャンルの人が来ても相手との心の距離を近づけるためのトークができて、きちんと本来の目的のカウンセリングもできるのが自分の中の「プロフェッショナル」なのかなぁというのがオチ。
(*)「心の距離」については増補版 アサーティブという本にも書かれていたので、その受け売り。