図書館で予約している本の順番がなかなか回ってこないので、前から気になっていた「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)を買って昨日読み終えました。
この本読む前から感じていたのですがサッカー監督で一流と呼ばれる人は、人心掌握に長けているように思っていたのですが、それは間違っていないように思いました。
具体的にどういうことかというと、
有名な監督のミーティングには、ほれぼれするようなシーンがあります。たとえばフランスのエメ・ジャケ監督のミーティングシーンを見たことがありますが、その語り口には実に抑揚がある。有名選手が食い入るように見つめ、そのことばに耳を傾け、受け入れる。ヴェンゲルも、バクスターも。と書かれています。
一流のサッカー選手になれば、それぞれに論理に根ざした自分の考えをもっており、しっかりとした自己主張ができる人が特に外国人選手には多いため、そういう選手たちの心をつかむには監督自身、
監督は、コミュニケーションの引き出しをいっぱい作ったほうがいい。細かい引き出しを何万個も持っていながら、大きめの引き出しをボンと開いて、1人1人個別に、丁寧に説明する。というのが欠かせないのでしょうね。
「言語技術」が日本のサッカーを変える P.100より
この部分はサッカーに限らず、他の分野でも通用する所だと思うので、こういう考えはとっても参考になると思っています。
田嶋 幸三
光文社 (2007/11/16)
売り上げランキング: 365
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おすすめ度の平均:
「動体視力的判断力」から「日常的もしくは市民的判断力」育成へ
文化論として読める
一つ一つ行動の意味を考えるようになります