少し古いですが、前日本代表のオシム監督の日本人よ!を読んでいて
まずは自分の頭で考えてほしい。日本人は世界最高のものを模倣している。まずはそれをやめるのだ。客観的に自分の力を見極め、そこから自分の道を探して欲しい。ということが書かれていました。
日本人よ!P.41より
戦後、欧米諸国に追いつくことで経済大国としての地位を確立した日本という国で生まれ育った自分たちの感覚からすると、どうしても、他所の国にお手本を求めてしまいがちなのかなぁとふと思ったのですが、外国の方から、このように指摘してもらうことで、自分たちのことを客観的に知れるのかなぁと思うのと、何よりも自分達のことを客観的に知ることなしに、相手との力量の比較もできないだろうから、この言葉はシンプルながらも、考えさせられる言葉のように感じられました。
客観的に知るということこそが、オシム監督が言う「リスクペクトする」ことになるそうで、過大にも過小にも評価することなく、客観的な価値を見つける努力をすることが、日本人化なのでしょうけど、これってサッカーに限らず他の分野にも通じそうな哲学のように思い、オシム監督の放つ言葉は含蓄のあるものが多いなぁーと改めて感じました
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「日本人は求められた以上のことを試そうとしない」にドキッとした
真っ当なサッカー論
テレビの会見だけではオシムは理解しきれませんね?
オシム監督のサッカー観が分かります
こっちが本当のオシム