40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

NHKスペシャルのマネー資本主義が面白い



引っ越してから居心地の良い空間が出来てテレビはなるべく見ないようにしていたのですが、マネー資本主義 第1回“暴走”はなぜ止められなかったのか〜アメリカ投資銀行の興亡〜 という番組が気になっていたので、時間になってこれはチェックして見たのですが、こういうのはやっぱりNHKじゃないと出来ない番組なのかなぁと思います。

流石に事細かにメモをとっていないけど、印象に残ったことを少し書いときます。

たしかアメリカの議会で、投資銀行に勤める敏腕トレーダーの天文学的な報酬について取り上げられた事があったかと思いますが、年によっては、会社の利益に匹敵すると行っても過言ではないくらいの報酬を何故支払っていたのかということのそもそもの発端となるエピソードのようなものが昨日の番組で取り上げられていました。

さかのぼる事数十年前に、他の投資銀行から収益面で見劣りしていた投資銀行(肝心な名前を忘れた)が、起死回生のために新しい金融商品(たしかモーゲージ債)の開発をして、それがかなりの収益を上げるようになり、その金融商品の開発に関わった主要メンバーが自分達と他の部署との待遇が同じである事を不満に思って、経営陣に直談判したというのが、その後の流れを形作った一つのターニングポイントだったように昨日の番組を見ていて感じました。

この直談判については、最初受け入れる姿勢を見せなかったそうですが、ライバル会社から莫大な金額の提示を受けた人達が結果的に引き抜きにあい、その引き抜きの防止のために、自分達の活動の成果によって得られる収益に連動する形で報酬が決まるという制度が出来上がったそうです。

このシリーズは全部で5回にわたって放映されるようなので、次の放送がちょっと楽しみ。