Web業界で働いている人にとって必要となりそうな「心構え」について共有し語れる場作りとして、2ヶ月に1回の頻度で、トークイベント(*1)を実施しています。
昨日はそのトークイベントの第二回目を実施しました
Webサービス運営で心がけていることを中心テーマに据えてスピーカーの方だけでなく参加者も交えて多様な話が展開されましたので、興味深いトピックスを3つまとめました
- 都合の良い「数字」は作られない土壌がある
- 小さい成功体験を重ねる
- リアルに感じられるエピソードを交えるのが効果的
ちなみに、スピーカーと参加者同士の交流を図ってもらいたいのと気軽な雰囲気のイベントにしたいので、毎回軽食とお酒を提供してたりしますが、コワーキングスペースCo-Edoという名前にちなみ毎回COEDOビールを提供してるのですが、そろそろCOEDOビールさんとコラボするような話をもちかけみてもいいのかなと勝手に思ってます
都合の良い「数字」は作られない土壌がある
DeNAグループでは、数値に対するこだわりというか、コミットメントを強く期待される印象をお話伺っていて感じました。
数字というのは、客観的な指標としては適切だと思う一方で、その人とか部署にとって都合の良い「数字」が作られたりしないのかなと話を聞いててふと感じました。
進行役としてそこは突っ込むべきポイントかなぁと思い、実際の所そういうことが起こらないのかそのまま質問したのですが、そういう都合よい数字というのは、作られないみたいです。
理由としては、そもそも、その数字が出てきた背景や根拠みたいな部分も含めてしっかりとした説明責任があるようで、そこが曖昧だったりすると、方々からの突込み(しかもかなり厳しそう・・)があるようです。
製作会社にいる時にはそういう感覚はなかったし、実際そういうことが出来なかったから、今のような事業会社に転職したそうです。 その成果なのかどうかはわかりませんが、客観的な事実である「数字」を伝え場合も、いつ、どのように伝えるか意図的に使い分けされている印象を強く感じました。
ちょっとしたことかもしれませんが、こういうことが自然と出来ることで周囲の人をうまく巻き込み、円滑に仕事が進むのかと思い、ディレクターのスキルとかセンスというものがどういうものか垣間見えた気がします
小さい成功体験を重ねる
これは、ベンチャーキャピタリストの丸山さんからのお話だったのですが、事業・会社規模が一定レベルにまでなって、そこそこ成功してるといえるようなディレクターや経営者のような立場の人でも、施策が連続して当たらなくなると、そこはやはり精神的に応えるそうです。
そんな時にどうするのが最適かというと、まずは、ちょっとしたことでもいいので、成功してるという部分を見出し、そこに対してしっかりと認識してもらうようなフォローというかアドバイスをされてるそうです。
リアルに感じられるエピソードを交えるのが効果的
リアルの店舗、例えばIKEAに買い物に行った場合、ショールームに飾ってあるものをまるごと買うのは、恥ずかしくって出来ないが、ネット上での購買行為だと、そういうちょっと恥ずかしいと思う行為も意外とされてしまうことがあるというお話が出ました。
こういった恥ずかしいという行為がネット上では実際問題あるわけだし、こういったユーザがいるというのを肌感覚で持ってもらうことで、「ユーザ」というのが実際どんな人なのかを、そのサービスに関わる関係者にとって納得感を得やすいとのこと。
本編のトークイベントが終わった後でも、みなさん時間の許す限りとても楽しそうに交流をされているのを見て、イベントの企画、運営、進行、写真撮影、このレポートまとめと1人何役もこなした甲斐があったとつくづく感じてます。
ネタが絞り切れないので、年内にあと1回はやりたいなぁと思ってます。
(※1)第一回目は7月にやりました詳しくはこちら