昨日、好きなことで生きるエンジニアを知る(Part2):元カヤックのiOSアプリ開発者が考える「面白く働くためのわらしべ長者方式」とは?というタイトルのトークイベントを行いました。元々これやろうと思ったのは、堤さんが、このエントリでわらしべ長者方式ということに触れてて自分としてはこの辺りの話が面白そうと思ってお願いしたら、快諾いただけたので実現できました。
トークイベントを振り返る
ここから実際のトークイベントを振り返ろうと思います。毎回イベント進行しながらなので、全部は覚えてないので、気になったトピックスを中心に振り返ってきます。※これ書いてて気づいたんだけどすでに堤さんが書き留めてくれてるのでそっち見てもらったほうがいいのかも^^;
報酬はお金だけではない
一般的には、報酬=お金という構図で考えるケースが多いと思うけど、堤さん的には、お金+スキル+実績と考えてるとのこと。スキルだったり実績が積めるならお金が少なかったり、状況によっては、経費とかは堤さんが逆にお金を払ってもいい位の気持ちでいるとのこと。
カヤックにいらした当時はスキルも実績もそこまでない状況だったそうで、そのあたりの経験もあってこういう考えに至ってるのかなと横で聞いてて感じたのと、実際自分も会社をやめてフリーになって、報酬をお金+スキル+実績という3つの要素で考えてる所があるなぁーという気付きが得られました。
やらないブランディング
iOS向けアプリ開発してると、Androidは出来ませんかとか、Unityは出来ませんかという感じの当然のことながら来るそうですが、堤さんの中ではやらない領域をしっかり決めるやらないブランディングを心がけているそうです。
iOSの堤というのを確立するために、スキル+実績を積んできて、それを対外的にアピールするために積極的に情報発信をされているので、iOSアプリの話でも尖った案件が来るようになって、それがまた次に繋がってという感じになってるようです。
間違った交換相手に出会わないようにするのに目利きの能力が必要なのでは?
わらしべ長者の考えで行くと、ポジティブなサイクルを生むために、間違った交換相手に出会わないようにするのに目利きの能力が必要なんじゃないかなと思っていたので、質問タイムの中でそれについて触れてみました
堤さんとしては、人を見抜くスキルはないけれど、その案件に関わる人たちがどんな人が関わってるのかというのを意識されてるそうです。また小さい会社であったとしても、しっかりと資金調達が出来てるのなら、そういう資金を出してくれる人がいる時点でそれなりの評価がされてるという判断が働くそうです。
その人自身を見極めるのではなく、その案件に関わる人達を通じて、その仕事を引受るかどうかという判断をされてるとのことで、このあたりの考えは個人的にはかなり参考になるなぁと感じました。
今後もiOSだけをやってくのか?
これは質問タイムの流れで出た話題なのですが、堤としては、別にそこにはこだわってないとのこと。これまでの実績でiOSという軸があるのでその軸をちょっとずらしていくことで、また違ったことが出来るという考えで仕事をしていくとのこと。実際最近の活動を見てると、それを実践されてるのがわかるのでこれはかなり納得ですね。
ちょっとした縁でファシリテーショングラフィックされてる方とコラボをした
前職の時代からやってきてるこのトークイベントですが、気づいたら今回で11回目。基本的な運営スタイルは最初から一貫してて、
- 本編のトークイベント行う前に、適当に人数が集まったタイミングでビール片手に軽く交流会をする
- その流れで本編のトークイベントを実施
- トークはだいたい20分〜30分程度。トークの内容踏まえて参加者同士でペアーになってもらって各自が聞きたいことを紙に書き出してもらってそれを踏まえてトークを再開
- その後に任意で懇親会
という感じで行ってます。
今回は、gaoryuさんの紹介で、ファシリテーショングラフィックをやっていらっしゃる方が近いうちに何処かでイベントをやる予定でその会場の下見を兼ねて運営を手伝っていただけるということになりこのエントリの最初のイラスト付きのyつとか、イベント途中でもこんな感じ↓でトークの内容をホワイトボードに書き出してくれました!
こうやってイラスト、図解、文字を交えて書き出してくれることで
- 参加いただく方
- 話の内容を逐一書き留めなくってもいいので聞くことに集中しやすい
- ファシリテーショングラフィックされてる方
- ファシリテーショングラフィックの経験をつめる。(意外とそういう機会がないとのこと)
- 運営する側
- トークイベント終わった後に、こういうのを見る機会がないので、ホワイトボードの前に人が集まりそこでまた交流が生まれる
という感じで、みんなにとって良い形になるのかなと思うので、今後出来る範囲でこういうコラボしていくことで、また違ったトークイベントになるのかなと思うので次はそれにチャレンジしてこうかなと思ってます。(で、少額でいいのでしっかり収益を得る仕組みを作らないと^^;