40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

フリーランスになって意識してきた仕事獲得術

ちょっと釣りっぽいタイトルですがここ1年ほど、自分なりにやってみたフリーランスの案件獲得術みたいなところを振りかえります。

利用する手段

フリーランス向けの案件に限定しないかもしれませんが以下3つに大別できそうな気がします。

  • 個人的な人脈
  • 人材系のエージェント会社みたいな所
  • Web系の媒体

実際この1年の間でこの3つ全てを利用して案件獲得してきたのでそれぞれについて掘り下げてみます

個人的な人脈

会社を退職して年休消化中に書いたエントリ

  • 知り合いのオフィスに訪問
  • 個人事業主の開業届けを出す
  • 元々水面下で決めていたJavaScriptiPhoneアプリ開発をマスターしよう!の講座以外に、以前からの知り合いから、思いがけない提案をいただき、8月から自分のこれまでの経験がフルに活かせそうな講座+αな仕事の打ち合わせ

ということを書いていたように、最初の仕事は結果的に全部、自分の人脈での仕事でした。

その後も、会社員時代にトークイベントで何度か利用させてもらっていたコワーキングスペースCo-Edo経由で、お仕事を紹介してもらったり、少し前に常駐していた所の人のつながりで、現在の仕事を紹介してもらったり・・という感じで人脈経由でのお仕事紹介が結果的には多くなってます。

間に人・会社が入らず直接やりとりするので、売上の観点でもですが、相手の信頼をどうにかして得るようにそれぞれの仕事をこなすことで中長期的なお付き合いになるかと思うので、そういう部分は良い点。

一方で、中長期的なこととか考えると、どうしても義理人情みたいなことが頭をよぎるので、単価の面であまりドライな対応をやりづらい側面もあるかなと思ってます。

人材系のエージェント会社みたいな所

これはフリーランスになる少し前から面識があったシェアゼロさんの中川さんが行ってるPROsheetさんと、もう1つ登録はしてあります。

元々自分はそっち側の仕事をしていたから

  • 世の中のWeb系のエンジニア向けの仕事の相場観
  • 人材系のサービスを行う上での案件獲得〜その後のフォローみたいな所にかかる工数 とか、その対価としての仲介料的なものの相場観

とかはそれなりに持ってます。

一般的に、こういう仲介する会社の仲介料的なものをすごく持っていかれるイメージがありそうですが、そういう仲介をする会社は、実際のお客さんとなる会社との取引を安定して行うための営業活動をしてます。 状況によっては、お客さんの多少の無理難題を引き受けて、営業工数とか考えると、全然割にあわないことも結構あったりするのかなと想像すると、それぞれの会社の仲介料は割りと妥当な金額になってるのかなと思ってます。

個人が持つ人脈には限界があるので、1,2つは登録はしておいても損はないかと思います。

ただし、ずっとそういう会社経由での紹介に頼ってしまうと、自分のお財布のヒモを握られてしまう感じもするので、その点は意識しておいてもいいのかと思ってます。

Web系の媒体

自分は、Wantedlyをちょいちょいチェックしてるのですが、業務委託契約とかの求人もそれなりに出てます。

Wantedlyの特性もあると思うのですが、気軽に会えるような雰囲気があるので、まずは、応募して話だけでも聞いてみたいということが出きるのがとても良いかなと思ってます。

  • 実際に会って互いの相性みたいなものを感じた上で、実際の仕事につながりそうかの条件の話が出来る
  • 互いの利害が一致しそうと思えるような求人なら、例え正社員前提の案件であったとしても話を聞きに行きたいボタンをポチって実際に会えた&仕事獲得出来た

ということを経験してるのでWantedlyは自分にはフィットしてます。

あえて欠点みたいなことを書くと、プロフィールを充実させておかないといけない点かと思います。

プロフィールに書ける実績を積んでおかないとそもそも書くことがないわけだし、プロフィール入力は割りと手間がかかるのでそういう時間をしっかり作らないといけないのは人によっては向かないケースもあるかなと思います。

売上単価みたいな話

流石に具体的な金額は書けないですが、売上単価みたいな話についてちょっと触れておこうと思います。

損して得を取れみたいな所が、特に人脈経由の場合に大きく出てしまう傾向があったのと、フリーになって初めの頃は、自分の実績という部分であまり自信がもてない面があったので、単価設定がだいぶ低めでした。

でも自分のアウトプットに対して、正当な対価というのを意識して、請求するような意識をしっかり持ってないとダメかなというのを昨年末にちょっと気づかされたのと、やっぱり自分のパフォーマンスに対する対価という考えでいけば、安い金額というのは、自分がその程度の仕事しか出来ないと認めることにつながりそうなので、単価設定というのは過度に安いのは辞めようと決心しました。

単価を上げすぎてしまうと、相手の期待値も上がってしまうので、相手にとってお得感を演出しつつ、自分としてもそこそこ満足の行く生活を送れるラインでの条件設定(金額x労働条件)を現在模索中してます^^;

相手を見極める能力は要らない

少し前にトークイベントで登壇してもらった堤さんに、「相手を見極めるようなことってどんなことされてますか?」ってたしか質問したことがあります。堤さん曰く、その案件の話を持ってきた当事者を見抜くのは難しいけど、その案件に関わる人にどんな人がいて、どれだけの人が巻き込めているのかを大事にしてるというようなことを言っていたように記憶してます。

最近はそれをすごく実感してて、結局のところ、人が巻き込めているというのは、その人自身が色々な人から信頼されてる証拠だし、信頼は、長い期間をかけて得られるものだから、そういうものを持ってる人の仕事というのは、悪くはないと思ってます。

今後について

個人的な考えですが、なるべく人脈を通じた案件獲得を伸ばしていきたいと思ってます。

残りがダメとかということはないのですが、

  • やはり間に会社が入ればその分だけ自分の売上が減る
  • (中川さんの所を除くと)人材系のサービスは今の所長い付き合いを互いにしてないので双方にとってのメリットが見出しづらい(つまりはその場限りの関係性になる可能性が高い)

というのがその理由かと。

これまででお仕事などを通じて縁が出来た人からの紹介を大事にして、そういう人が困っていそうなこと(主に人材獲得みたいな話)で自分が何か役に立てそうなことがないか常に考えて行動しておくことで中長期的な関係に持っていければというのが今後の狙いです。