40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

情報の鮮度



自分は全く将棋がわかんないけど、羽生さんの思考力みたいなものにちょっと興味あったので、決断力という本をを先週読み終えた。

文章自体、とても読みやすく書かれており、かつ、印象に残る点がいくつかあった。

その中で、P.129に書かれていたのを一部抜粋。
生きた情報を学ぶのにもっとも有効なのは、進行している将棋をそばで皮膚で感じ、対戦者と同時進行で考えることだ。
(中略)
現場では将棋の鮮度が違う。魚ではないけれど、新鮮なうちに見た方がいいのだ。時間が経過すればするほど鮮度が落ちる。


さらに、
どうして、ここまで長い時間考えたのかも、同じ時間を共有していればわかる。あとから棋譜だけ見て、ここで50分の長考と書かれていても、「ここで、50分考えたのか」と思うだけで終わってしまう。決まりきった手で20分も長考していたり、残り時間が少ないのに考えこんだり・・・なんだろうと思われることが現場にいると意味がよくわかる。


この辺りの文章を読んでいて、ふと、先日福岡出張に行ったときのことを思い出した。

その出張の目的は

1.うちの会社主催の説明会のお手伝い
2.現地の求職者の就業に対する意識みたいなものを探る

というものだったけど、残念ながら人がほとんど集まらずに、現地の方と直接お話する機会がほとんどなかった。

でも説明会に参加した方の参加する姿勢、質問する姿とかを見ていて、なんとなくだけど仕事に対しての意識の持ち方みたいなものを感じ取れたから、そのときには自分なりには鮮度のある情報に触れることができたのかなぁと思った。