40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

3713 決算発表されたけど。



昨日3713の 決算が発表されたけど、業績は好調みたいだけど、個人的に少しだけ期待していた分割のことは今のところは発表なし。

ちょっと前に自社株買に関してのリリースがあったけど、今回の発表内容見ると、優秀な人員を確保する目的でストックオプションを活用するとのことだったんですね。

たしかに、3713で中心となる事業に関連した技術に精通したエンジニアなんてそう簡単にみつからないだろうし、そういう人はあちこちで引く手あまただろうから、ご褒美となるものをちらつかせないと、なかなか人があつまらないだろうし。

今回の発表を受けて、果たして市場ではどのように受け止められているのかちょっと心配だけど、5/13〜6/10までの期間は自社株買に走るようだから、少しは上がるかなー

※今、株価みたら、下がっていた・・

企業のレアルマドリッド化



NED-WLTさんのこのエントリ
ではなぜ若者ばかりが失業してしまっているのか、その構造的な理由について考えてみます。

を読んで、なぜかスペインのサッカークラブチームのレアルマドリッドを思い浮かべてしまいました。

このチームをご存知の方もいると思いますが、クラブの会長はものすごいお金をつぎこんで超有名選手を集めたチームを作っていますが、当然周りからするとあれだけの選手を集めたから、国内リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグの全部勝ち取るというクラブ会長やファンのものすごいプレッシャーが選手、監督にかかります。

でチームを率いる監督は勝利を要求されていますから、エース級を必要以上に頼ってしまいます。そしてエース級をものすごく重宝し、中堅級はちょっとだけ頼りに、新人なんて、出場機会がほとんどまわってきません。(もしくは、エース級の突然の怪我で突然大舞台での出場がまわってきて、プレッシャーのあまり実力が発揮できないなんてことにもなりかねない)

これをそっくり企業に当てはめていくと
企業:クラブチーム
クラブ会長、ファン:強引だけど顧客や株主
監督:経営者、マネージャー
選手:現場で働く人

で、監督である、経営者やマネージャーは、勝利のためにエース級に過度な負担を強いてしまい、潰れてしまう。しかし他の会社からまたこのエース級を取ってきて、企業をなんとか維持していく。
そして、中堅や新人にはあまり魅力的な仕事が回ってこないという状況に陥ってしまうのかなぁと思いました。

ちなみに、現実のレアルマドリッドでは、現在のペレス会長になってから、この図式が結構当てはまっていて、中堅どころは試合に出る機会少ないためにチームを去ってしまい、計算できる中堅どころが少ない状況で、下部組織上がりの新入社員とエース級(しかも攻撃的な選手ばっかり)で構成せざるをえない状況になっていて、チームのバランスを欠いていると雑誌とかで指摘されています。

業務終了



本日で今の会社を退職することになりました。

一度辞めているものの、都合5年半ちょっとと、自分の人生の中で一番長い間勤めてきた会社なので、とっても感慨深いものがあります。

正直つらいことも多々あり、そのせいかもしれないけど、ここ2年で体重が5kgくらい減ったけれど回りの方や特に上司に恵まれたおかげでなんとかやってこれんだと思う。

リクルート ワークス研究所の大久保さんのお話の受け売りですけど20代から30歳になるまでは、とりあえず今目の前にある「激流」を下ってきたのですが、その激流を下り終えて、これから目指すべき自分にとっての「山」=キャリアを設定するのが、30歳以降の人には必要らしいです。

そして、自分にとっての山は、これからの若い人たちが幸せに働けるようにキャリアパスを描くお手伝いをするというのが目標なのかと思って、その山を目指すために、今の会社を去り次の会社へ転職することを決意しました。

退職にあたり、今までお世話になった方、1人1人にお別れのメールをしたのですが、そのうちの1人の方から、下記のような返事をいただき、自分にとってはとても励みになる内容だったので、引用してしまいました。

大きな事を言えば日本という国がこのまま若い人たちにキャリアパスを社会全体で提示できなければ日本という国自体を危うくします。
#平たく言えば企業は経験者だけを求め、若手は永遠に未経験のまま、これじゃ全員不幸になる



内容は大げさだけど、これくらい大きな「山」を目指そうかと思っています。