たしか、情報考学 Passion For The Future で拒否できない日本がとりあげられていたので、最近図書館で借りて読み終わったけど、その中で、年次改革要望書(たぶんリンク先はこれになると思う)という言葉を初めてしったんだけど、いつのまにかアメリカの外圧に屈して色々な所で日本の規制緩和が進行していたんだと思ってちょっとびっくり。
この人が書いている記事をちょっと長く引用させてもらうと、
43ページでは、1998年の建築基準法の見直しが、阪神淡路大震災を受けての規制強化ではなくアメリカの圧力に屈しただけだったというのが出てきます。むしろ規制緩和? 1998年以降の建物に住んでも良いの? とかいう驚き。とあって、最近ニュースで話題の姉歯の問題も、結局は年次改革要望書を受けて、1998年の建築基準法の見直しによって監督官庁が官から民になったために起きたのかと思うと、建築業界以外にも、年次改革要望書では様様な要求をしているので、似たようなことが起きるのかも・・・・
ニュースを見ていて知ったのですが、2000年の建築基準法の見直しでは、壁の量だけではなく壁の配置のバランスまで規制して南側に開口部が多い旧来の日本家屋の様なものが2000年以降はないみたいです。地震の教訓が反映されるのに3年ではなく5年かかったというだけのことだった様です。
そう考えると、自分のいまいる業界に関連することがかいてあるかもしれないから、この年次改革要望書ってのは、今後日本でおきそうなことを予想するには、適宜チェックした方がよいのかもね。