ヤバい経済学をやっと読み終わりました。
「犯罪者はみんなどこへ消えた?」という章でアメリカでの犯罪減少の原因についての考察がされていて、よく言及されるようなこと(例えば、画期的な取り締まり戦略、懲役の増加、クラックその他の麻薬売買市場の変化)が原因ではなく、中絶を認めるようになったということが書かれてました。
画期的な取り締まり戦略として、一番わかりやすい事例として、ニュ−ヨーク市警で取り入れられた割れ窓理論を元にした犯罪の取り締まり策で、これによって、犯罪が減少したというのが、とても受け入れられやすい話だと思うし、実際私もそうなのかと思ったのですが、
まず、ニューヨーク市で犯罪が減り始めたのは1990年だ。1993年の終わりまでに、窃盗や殺人を含む暴力犯罪は、もう20%近く減っていた。でも、ルドルフ・ジュニアー二が市長になったーそしてブラットンを任命したーのは1994年の初めだ。2人がやってくるずいぶん前に犯罪は減っていたのである。という考察をしており、それ以外にも、犯罪減少の要因として言及されることについて筋の通った内容を展開しています。
で、著者の考えの中絶を認めたという部分についていうと中絶の合法
これだけではなく、中絶率と犯罪発生率の相関関係があるかどうかを