不動心
体調崩し気味だったこともあるのですが、ここしばらくちょっと違うことにチカラをいれていることもあり、今月はほとんど本を読んでなくって、ちょっと気分転換がてら、以前予約していてやっと順番が回ってきた不動心をさっき読み終えました。
実際にこの本を読んで、TVのインタビューとかから伺い知れる自分の中の松井選手のイメージは、やっぱり自分の思っていたような感じの人かなぁと思って、本書でも、松井選手自身、天賦の才があるわけではないが、努力する能力はあったというようなことが書かれていて、こういう努力しつづけるというのは、それだけでも立派な才能だと個人的には思っています。
本書で、大リーグ1年目に打球がゴロばっかりで、かなり苦しんだ時期があった時のことについて触れている箇所があり、
日本でプレーしていたときもそうでしたが、重要なのは、自分は不器用で野球の素質もないのだと認識すること、つまり、己を知り、力の足りない自分自身を受け入れることだと思うのです。(P.109より)とあって、このあたりが、松井選手の考えを支えている1つかと思い、こういう自己認識力にとても優れていて、今は何が出来る/出来ないがよくわかっているからこそ、これから何を補っていけばよいのか自分自身で適切な目標を立てて、それを達成するために、を日々努力し続けることが出来るのかなぁと思いますし、こういう能力こそが、生きていく上で欠かせない能力の1つかなぁと個人的には思っています。
あと
失敗しないことが一番です。でも、不幸にも失敗してしまったときは、その状況下でベストな選択を考えるしかありません。悔やむのは、いつでもできます。P.45より失敗は誰しも経験するものではあるし、野球選手で、野手の人でどんなに優れたバッターでも3割ヒットがうてるということは残り7割は失敗するわけで、そういう失敗に対して、どのように付き合っていくのかという心構えがどれだけ成功するかどうかの分かれ目なんでしょうね。
この本読んで、あらためて、松井選手の人間性の大きさを感じて、自分の1つ下の方だけど、素直に尊敬できる人物だなぁーと思いました。
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