情報自身を公開してネットに預け
情報共有-ウェブ進化論よりというエントリでウェブ進化論について触れましたが、その著者の梅田さんが最近だされたウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶかは、気になっていた本なので、この前買って読み終えました。
いくつかメモった所があったのですが、
「希少性をコントロールする概念からの脱却」である。情報がほぼ無制限にネット上に溢れるようになり、情報自身よりもアテンション(関心)こそが希少なのだと言われて久しいが、自分の問題としてそれを実感できている人は少ないのではないか。というのがかなり気に入ったフレーズかも。
〜中略〜
情報自身を公開してネットに預け(情報自身は過剰性を志向)、利子のように返ってくるアテンションを得る。その利子をインプットに改めて構造化した知を再びネットに預け...というプロセスを繰り返すことが、新しい知的生産の流儀なのだ。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか P.163より
というのは、プライベートのこのブログと会社で書かせてもらっているブログと合わせると、もうすぐで1000近い記事数になるんだけど、それっていうのも、自分が得た知識を、ネットの方に晒すことで、梅田さん言う所の、利子のように返ってくる(かもしれない)という意識がどっかに働いているからです。
普段の生活で、面と向かって相手に自分の意見を伝えることが出来る人が、自分も含めてそう大勢はいないということも含めて考えると、ブログ書いていて一番いいなぁと思えるのは、自分が書いたことに対して、コメントやTB、はてブなどで、他人からのフィードバックがもらえる所だし、そういうフィードバックを得ることで、その対象についての自分の理解度がさらに深まるんじゃいかなぁ。
梅田 望夫
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