TVや新聞の報道はどちらかというと
「インターネットは悪」
「ネットは危険だから規制しよう」
みたいな趣旨になりがちかと思いますが、実際危険な部分というのはもちろんあるとは思うけど、良い部分もしっかりと伝えて上で最終的にそれを受け取る人がどう判断するかというのが公平なのかなぁと思っており、折角なので、個人的に最近グッと来た話をいくつかご紹介します。
■久しぶりにインターネットで感動した「SIProp育英基金」
かいつまんで説明すると、P2Pという技術に関してネット上のチャットをしていたグループに若い少年が参加。
話の展開で東京で開催される勉強会に参加してみてはと促したら、その少年は地方に住んでいて流石に交通費などの工面が出来ないので断念...となりかけたところ、その勉強会の運営などに関わっていた人の呼びかけで「SIProp育英基金」が設立された。
※基金の目的はこちらの内容を引用すると
技術的な知識を深めたい未成年者、学生などに対して、学会、技術勉強会、技術イベントなどに参加するための費用を補助とのこと。
■オープンソース的協力が成立する要件についての実験と考察
上記のエントリは、ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 等で有名な梅田さんのブログなのですが、最近の著書であるシリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代について、本人に特に承諾をえなくても、誰が何語に翻訳しても良いと宣言してからあっという間にインターネットを介して、英語版のみならず、フランス語版の翻訳をするというプロジェクトが発足したそうです。
この2つに共通するのは、インターネットという場で知り合った人同士が、私利私欲のためではなく、これからの世代の人のことを”想って”自然ととった行動かなぁと思います。
自分は以前はインターネットを通じて人と出逢うなんていうのが正直全く想像できなかったけど、今の仕事をsるようになって、プライベートと会社のブログを通じて知り合った人も実際いて、事前にブログを読んでいれば、おおよそ人柄はわかるので、現在の自分はインターネットのポジティブな面を重視するような考えになりました。
P.S
本文とはあまり関係ないけど、日頃の自分の仕事で色々な人の経歴書を見ているのですが、1000人以上みていると、経歴書の書き方 + 当日会うまでの事前のやりとりの情報で、相手の人柄がおおよそ検討ついて、大抵それが当たっていたりする。
なんかこうやって書くと胡散臭いけど、これは嘘じゃなくって本当の話だよー