マッカーサー
途中で断念しそうだと思ったけど、予想に反してものすごく面白く、なんとか図書館返却の期日までに読了!
自分の中でのマッカーサーの人物像っていうのは、戦後のGHQの偉い人(稚拙な表現ですみません...)というのしかなかったけど、この本では彼がなぜ日本に来ることになったのかというのを、太平洋戦争開戦前のフィリピン駐在時代から丹念にその足跡を記しており、読み応えのある内容でした。
銃撃されても不思議ではない戦場の最前線にいても、決して弱腰になることもなく威風堂々としている側面。ワシントンとの間での政治的な駆け引きにより、時の大統領との間で近著状態にあったという側面。はたまた自分の目論見の甘さから大きな失敗をしでかし、その責任逃れをするような側面など、マッカーサーという人間性についても多面的に伺い知れる事が出来るので
「マッカーサーって、レイバンのサングラスをして、I shall returnとか言った人だっけ?」
というイメージしかない人(ちょっと前の自分の事ね)は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょう?
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