40歳からのキャリアチェンジ

20代はエンジニア・PM、30代はWeb系エンジニア向けのキャリアアドバイザー。40代の今はフリーランスで開発含めて色々やってます。技術ネタとしてはRuby/RailsとJavaScript関連あたり

本厄の今年の目標は「稼ぐチカラ」と「生きるチカラ」を意識する

昨日の2月23日(*)で、41歳になりました。

Facebookで誕生日のお祝いメッセージを見てて、ふと、今年の目標についてしっかりと文章に残してなかったこともあり、折角なので改めて書いておこうと思います。長文なのでざっくりまとめると

  • スキルは持ってるのは最低限であり、それをどうつなげていくのかという部分までは何となく出来つつあるので、そこからプラスαをどう提供出してくのかというのを 稼ぐチカラ として意識してきたい

  • 他人が提供するモノ・サービスに極端に依存することなく、自分の知恵 x 世の中にある便利な道具 x 自分のカラダを組み合わせることで、そういうのに依存せずに生きていけると思っていて、それを自分の中では 生きるチカラ として捉えてる

  • 上記の2つを意識しておくと「仕事」にも「プライベート」にも適用できるモノが身につきそうで、それがまた双方にプラスに働く気がする

ということかと思ってます。

稼ぐチカラを意識する

稼ぐチカラは、まぁ文字とおり、自分がもってるスキルでいかにして稼ぎを得るという話です。

30歳前後位までは、自分のスキルアップのことだけを意識していたような気がしてますが、30代前半で仕事を変えて、これまでと違った知識や経験が必要とされてくる状況で仕事をしたことで、特に、この4,5年位で、ものの見方とか考え方とかが変わってきたかなと思ってます。

具体的には、自分がやってきたことをベースに色々つなげていけるスキルを大事にしていきたいという意識がより強くなってます。

色々つなげるの極端な例

これは極端な例ですがCOEDOxコエドの異色のコラボイベントを企画実施しましたかなと。

上記イベントの告知ページで

最近人気が高まりつつあるクラフトビール

クラフトビール(Craft Beer)」とは、小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビールです。ビール職人が造り出す高品質なビールを「手工芸品(Craft)」に例えて、クラフトビールと呼びます。 クラフトビール東京 クラフトビール (Craft Beer) とはより という解説があるように、職人気質を持った人の想いみたいなものが込められたものが商品としてできてるように感じております。

また、WEB系なエンジニアの人はコードの美しさを語るなど、ある種の”職人気質を持ってるかと思ってます。

お互いの領域は関係なさそうに見えそうですが、こうしてみると、根底では何か共通する考えがあるのかと思ってます。

そこで人気のクラフトビール「COEDO」さんにご協力いただき、「Web系な人のためのビールイベント(勉強会)」を企画しました!

という文章を書いたのですが、両方の世界観を何となく知ってる自分としては、根底にある部分の価値観はWeb系の人も、クラフトビールに関わってる人も共通かと思ってました。

そういう人達をつなげることで、ある種の化学反応が生じてイベントとして面白いものになるだろうし、半年前ほどに書いたエントリでどうせやるなら、みんなにとってWin-Win-Winになるようにすることを意識してると書いてましたが、参加してる人だけではなく、喋っていただく方たちにとっても、そういうイベントに参加できて良かったと思えるようなものになるかと思ってます。

稼ぐチカラのイメージ

masuidriveさんのデブサミ2014で「エンジニアだからできる自由な生き方」の話をしてきました。で紹介されていたこのTweetが割りと自分の中で目指してる方向性に近いのかなと思ってます

masuidriveさんが、上記エントリで

沢山のthe dotsがないと自分の書きたいモノを描くことができないからなんだと。

ということを書いてましたが、自分が持ってるスキル(=the dots)は持ってるのは最低限であり、それをどうつなげていくのかという部分までは少しづつですが、出来つつある段階で、上記TweetのExperience の状態に入った段階かなと思ってます。

ただつなげるだけでは、価値としてはまだまだなので、そこにプラスαを加える事が出来ると、上記TweetのCreativity になるのんじゃないかと思っており、それはこれまでの1万円のビジネスから脱却して10万円のビジネスを目指すために出来そうなことを考えたみたいな話につながるのかなと、自分の中で一人納得しました(^^)v

生きるチカラを意識する

生命保険のキャッチコピーみたいですが、最近自分の中では、これ結構大事なことかなと思って、今後数年のテーマにしていきたいと思ってます。

「生きるチカラ」の定義

自分がもってるスキルを使って、仮に年収1000万円のお金を稼げたとしても、衣食住という部分で、他人が提供するモノやサービスに極端に依存してると、その稼いだお金が無くなってしまう状況になるかと思います。

これはライフスタイルの考え方だと思うので、そういう暮らしが良いという人もいると思いますが、少なくとも自分の価値観としては、年々そういうのが受け入れづらい感覚が強くなってきました。

衣食住に関する所については

  • 自分の知恵
  • 世の中にある便利な道具
  • 自分のカラダ

を駆使することで、他人が提供するモノやサービスに依存しなくても、暮らしていけるんじゃないかと思っており、そういうことを、「生きるチカラ」と自分の中では定義してます

住まいも生きるチカラ次第ではどうとでもなる気がしてる

以前読んだナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方という著者の方がその本や床が張れれば家に困らない-床張り特訓前編- というブログでもちょっと触れてますが、床が腐ってしまって借り手がみつからない住まいというのが増えていくそうです。

もしも、そういう家を自分で手を入れて、住み続ける事ができるのなら、住む費用については、無駄な支出がかからないし、何よりも、自分好みの住まいが入れられる可能性があるのを考えると、自分的にはとても魅力あることかと思ってます。

住居ではないですが、実際、料理通信の「小さくて強い店」はどう作るという記事の中で、三鷹台「三鷹バル」というお店のことが紹介されてましたが、かなりボロボロで、借り手がつかないような状態の一軒家の物件を探し当てたそうです。

そんな状態なので何をしてもいいという条件で、破格の値段(家賃5万円)で借りて自分たちで手を入れて、お店として活用されているそうなので、数は多くないかもしれないけど、実際にこういうのがあるのを知ってると、住まいも生きるチカラ次第ではどうとでもなるのかなと思ってます

エンジニア的な発想があれば、構造が知りたくなるはず

床が張れれば家に困らない-床張り特訓前編- の作業工程を見てると、少し前に自分でわが家を作る本。という本を読んで、家の構造というのがそもそもどういうものなのかおぼろげながらも見えてきてる自分としては、ここでやろうとしてる作業工程、使ってる素材選びとかは理解出来てるつもりなので、そういうベースの知識があることで

「意外と出来るんじゃないかな?」

という気持ちになります。

以前、id:fujiitakuyaさんとトークイベントの依頼の打ち合わせ兼ねて、お昼を食べてた時にも

「h5y1m141さんの発想って、エンジニア的ですよねー」

と言われて、確かに、システムとかモノとかサービスの構造とか仕組みを知りたい気質というのは、エンジニア的な所があるかもしれませんね。

最後に

いつになるかはわかりませんが、会社生活からリタイアする時期というのが将来出てくるかと思います。その時に、毎日やることがない生活というのはハリがないかなと思ってます。

また、自分たちの世代以降は年金支給という部分においてもそれほど当てに出来るわけではないというのが感覚的にはあると思っており、金銭的にそれほど余裕がなかったとしても、生活の質としては豊かな状態で、生きていくために、「稼ぐチカラ」と「生きるチカラ」とのバランスを日々意識していきたいと思ってます

(*) 2月23日は、皇太子徳仁親王(1960年)が有名だけど、それ以外に、これ見てたらKAT-TUNの亀梨くん、茉奈佳奈ちゃん(1986年)とかいるし、あと違う所で知ったけど、サッカーギリシャ代表のキリアコス・パパドプーロス(1992年)もいて意外といるんですね〜

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